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今年の通常国会で音楽レコードの輸入権と共に成立した、書籍の貸与権について、権利者側とコミック・レンタル店側の交渉が暗礁に乗り上げ、来年1月1日の法施行を前にみんなが心配しているようなので、昨日文化庁著作権課の担当者の方々と現在の進捗状況並びに今後の方策等について意見交換させてもらいました。
第1点は、交渉がまとまって貸与権管理センターが実働するのは来年4月ぐらいにずれ込むであろう、ということ。 第2点は、法施行から貸与権管理センターの実働までの間の使用料については暫定措置の上、センター実働後なんらかの形での(コミック・レンタル店に過大な負担とならないような形での)支払いを求めることになるであろう、ということ。 第3点は、交渉が暗礁に乗り上げているのは、出版社とほぼ一心同体といってもいいぐらい結束している作家の先生方が、意外に強硬である、ということ。 第4点は、そうは言っても、管理センター手数料率は、レンタルレコード等の前例から考えても、使用料の5割以内でなければならないのではないか、ということ。 第5点は、そうすると権利者側とコミック・レンタル店の間で、支払いのしくみと使用料の考え方に現在は大きな開きがあり、交渉が暗礁に乗り上げているけれども、交渉の窓口が、閉ざされているわけではないので、自ずと合理的な金額に落ち着くのではないかと、思われる。 以上が、昨日の会合での文化庁側の解説です。現状では、全国に300店舗程しかないコミック・レンタル店ですが、この交渉の結果如何では、CD、DVD、コミック等のエンタメ総合施設の全国規模での店舗展開も予想される訳ですから、この交渉は、しっかりウォッチしていかなければなりません。また、みなさんも何か情報があったらぜひ教えてください。
by entame604
| 2004-12-16 15:28
| 川内博史事務局長
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